【夫の年収が倍以上に】夫の給料を増やすために共稼ぎ辞めた主婦
どうもこんにちは。共働き当たり前時代の令和において、なんとしても専業主婦で居続けたいと願っている40代2児の母、キャロラインです。
我が家は以前、子供二人抱えた家族4人を夫の300万円台の年収で何とかしようとやりくりしていました。
もちろんできませんでした。大赤字です。
それがあることをしたことで倍の600万円台になりました。
そして今現在はそこから更に上がり、夫の年齢で言うと高収入の分類に入るようになりました。
今日はそんな軌跡をお話します。
まずは我が家が超絶ピンチ大赤字時代のお話をします。
今うちは子供が2人います。
5歳と3歳です。
この5歳の長男を妊娠していた時、私は会社勤めをしていました。
そんなにお給料がいいわけではありませんが、悪くもない。
子供なしの共稼ぎと考えると、別に不自由しませんでした。
そして長男を出産する際、何の迷いもなく産休・育休を取り復帰する予定でした。
ところが、その会社。
私が育休を取っている間になくなってしまいました。
いわゆる倒産です。
その時にその会社の社長さんは私の立場を気にしてくださって、次の就職先を紹介してくださったりしました。
また、倒産した会社で働いていた時の上司が、これを機に会社を立ち上げるということになり、そこで事務で雇ってくださるという話もありました。
更には、取引先様だった方から、事務職で来てくれないか?とのお話も頂き、生後6か月の赤ちゃんを抱えた私なのに、有難い話ばかりでした。
そこで一旦は前の上司の会社に所属することとなり、なんとなんと全て在宅ワークという形でお仕事を振って頂けるようになったのです。
そこでしばらくテレワーク事務職という形で働いていたのですが、次男の育児中に体調を崩し、一旦お休みをさせていただきました。(※先ほど次男の出産を機に辞めた、、、と書いてしまいましたがよくよく思い出してみたら、次男産んでからもしばらくやってました。)
そして、そこからそのまま今に至り、ずっと会社勤めをしておりません。
育児に専念したい!という気持ちからということもありますが、
実はそれよりももっと大きな理由がありました。
それは
夫の給料が増えないから。
でした。
今考えると、なんちゅう思考回路やろか。と不思議になります。
夫の給料が増えない⇒私もしっかり働かなきゃ!!
なら分かりますよね。
夫の給料が増えない⇒共稼ぎやめます!
ってどない??
恐ろしい思考回路の持ち主です。
その頃の主人のお給料ははっきり言って300万円台でした。
300万円台で家4族人。
オムツ代にミルク代。マジでやばい状態でした。
児童手当なんて貯金できるわけないし、とにかく大赤字。
私の持っていた貯金からどんどんお金がなくなっていきました。
だけど私は「働きません」と夫に断言し続けました。
子育てに専念したいから。
これは表向きの理由です。
私がしばらくは働かない!と心に決めた理由はただ一つです。
夫が
「俺の給料は低くない!」と
しきりに言っていたからです。
今思うと、プライドから言っていたのかもしれません。
夫を持ち上げるわけではないのですが、
夫は頭がいいんです。
偏差値の高い理系の大学を出ていてTOEICも高得点を保持しています。
システム系の仕事をしているのだけど、難易度の高い情報処理の資格も持っています。
仕事も出来るし真面目だし、いまだに色んなことを一生懸命勉強していて、本当に素晴らしい人間性だな。とつくづく感じています。
なのに。300万円台。
そして、そのお給料から上がるわけない。と感じているようでした。
だから私に「働いてくれ」を何度も言っていました。
私も最初はそうなのかな。と思い、元上司からの在宅ワークを必死に頑張りました。
日中は子供の相手で仕事どころじゃないので、子供が寝付いてから夜中の2時-3時まで仕事していました。
そんな夜中の仕事も0歳児の夜泣きに対応するため、中断することもしばしば。
0歳のギャン泣き、2歳のイヤイヤ期。
それだけでもうほとんど残っていない体力を、夜中の仕事に充てるには負担が大きく主人にそのことを訴えたことも何度もありました。
だけど、返ってくる言葉はいつも
「頑張ってくれてありがとう。助かる。」
以上。
家事を手伝うわけでも、子供をあやすわけでも、ましてや休日に終日私を寝かせてくれるわけでもありませんでした。
↑今書いてて思うけれど、本当に離婚まっしぐらの思考回路になってもおかしくない事態だと思います。
だけど、私の思考回路はそっちへは行きませんでした。
「よし!無理だわ!働かないでおこう!!」
となりました。
主人の稼ぎだけで生活が楽になるまでは、絶対に働かない!
専業主婦を貫いてやる!!
そう心に固く誓いました。
だけど、心に決めたことはこれだけではなく。
なんとしても主人のお給料をあげなくては!!
そのためにはどんなことだってやってやる!!!
と、かなりの覚悟をここで持ったことを覚えています。
そして、その後とった行動は夫への訴えかけでした。
何を訴えかけたかと言うと・・・
「正直言って家計が厳しい」
「今のままでは破綻する」
「あなたほどの人が300万円台のお給料だなんておかしすぎる」
「あなたほどの人だったら年齢的に考えても最低でも600万円はもらわないと見合わなすぎる」
「今の会社はあなたのことを安く買っている。これはとってもおかしなこと」
「もし今の会社がこれからもあなたのことをそのような扱いでいるのであれば、もっと他にあなたを高く評価する会社が絶対にあるからチャレンジするべきだと思う」
これらのことを何度も何度も主人に伝えました。そして、
あなたはすごい!
あなたはもっともっと上に行ける人!
あなたは誰よりも優れている!!
これらのことを、とにかく洗脳か!?ってくらいに言いまくりました。
もう、とにかく上がってもらうしかないんだもの。
この状況から脱するしかないんだもの!!
でも、それを言うことで洗脳されていったのは私の方だったのかもしれません。
これらのことを繰り返し言うことで、今まで主人が思い切り仕事を出来ていなかったことや、自分を過小評価していたのは、私が主人を過小評価していたからなのかもしれない。と感じるようになりました。
もちろん、そんなことを思ったつもりもないし、「この旦那、私よりも下だな」とか考えたこともありません。
だけど、見合い結婚でもなければ職場の上司でもなく、お友達からスタートして結婚して親になって・・・という流れの中で、どこかずっと”友達”という感覚が抜けていなかったのは事実だと思います。
お互いにアドバイスもするし、されるし、同じ目線で過ごしている人。
そんな感じでした。
それが、
「あなたは素晴らしい!あなたは最高!」
と言い続けているうちに、どんどん主人を見上げるようになってきた、というか、悪い言い方をすると
「持ち上げる」
世間一般に言うところの
「たてる」
を自然とするようになってきた気がします。
主人はとにかく転職活動に力を入れ、私は子育てを後回しにしてでも夫のケア。
夫の洗脳(笑)同時に私の洗脳。
生活は相変わらずの苦しさでしたが、夫に「あなたは最高」を続けておよそ1年弱。
主人も私もマインドがだんだん変わってきたのかもしれません。
だんだんと家庭内にピラミッドが作られていく実感がありました。
私は何でも主人にお伺いをたてるようになり、主人の意見や考えを否定せずによーく聞くようになっていきました。(これは主人がしみじみ言っていた。最近はよく話を聞いてくれて嬉しいと(笑))
最終的な決定権を主人にお任せするようになり、子供たちにも「パパがいいと言うまでは勝手な行動はしない」ということを伝えるようになりました。
子育てにおいても、私が勝手に決定していかないように心がけました。
主人がトップ。その一段下に私がいて、底辺は子供たち。
ピラミッドを作るぞーー!と意気込んだわけでもなく、自然と作られていった構図でした。
そんなある日。
とある一部上場企業から内定のご連絡をいただきました。。
ある分野で日本シェアトップを誇る企業からでした。
主人が転職活動を進める中で一番入りたいと願っていた会社でした。
ダイヤモンド社のオンラインなどでよくある
「年収の高い企業ランキング」
「ボーナスの高い企業ランキング」
などに掲載されるような会社です。
めでたくそちらに転職するはこびとなったのですが、
なんと年収・・・
マジで600万円台になりました。
以前の倍からのスタートです。
そしてそこから数年経ちましたが、現在更に上がっていっています。
今後も上がる予定です。
以前の会社だとボーナスは20万円もいかない状態でした。
出るだけ幸せでした。
だけど今は3桁超えています。
正直それでも、家族4人で贅沢出来るか?と言うと厳しいです。
レジャー費や娯楽費、または子供の学費のための貯金や老後の貯金。。。
などなど考えるとまだまだ難しい部分もあります。
暮らしていくには不自由はしないけれど、確実に私も共稼ぎした方がいいのは確かです。
ですが、もし働くにしてももう少し後の方がいいのではないか?
というのが私の考えです。
その辺は追い追いお話します。
とにかく今回は、うちの家計がピンチだったこと。
ピンチなのに私が奇行を取ったこと。
幸い良い方向に物事が転じたことなどをお話しました。
何が正解か分かりませんし、転職がうまくいったことも、いい会社に入りいいお給料がもらえるのも、主人のおかげでしかないのですが、
その主人の力を封じ込めていたのが自分だったことは間違いないと思っています。
本当に反省です。
私が「働かない」と断言したことで、主人はどれほど負荷を感じたか分かりません。
背水の陣で家族を支えてくれている主人には頭が上がらないです。
これからもしっかり主人に恩返ししなくては、
と思います。
ではまた。