【"お兄ちゃん"でしょ】の使い方
どうもこんにちは。共働き当たり前時代の令和において、なんとしても専業主婦で居続けたいと願っている40代2児の母、キャロラインです。
「お兄ちゃんでしょ」
「お兄ちゃんなんだから我慢して」
「お姉ちゃんがワガママ言わないの!」
「お姉ちゃんなんだから貸してあげて」
って
言いたくなりますよね~。
私は5歳と3歳の兄弟を育てています。
5歳のお兄ちゃんと3歳の弟。
キャッキャキャッキャと3分ほど笑い合っていたかと思いきや、メチャメチャしょうもないことを皮切りに3分喧嘩する。
やめてよー。とか私がウンザリしている間にいつの間にか仲直りしていて、3分笑い合って仲良く遊ぶ。そのループ。
という感じの日々です。
何があってん? ほんで、何がなくなったん?
と声だけ聴いているとハテナだらけ。
でも、基本的に毎日仲良くしている方だなと思います。
お兄ちゃんがとても優しくて助かっています~。うふふ。
なんてな!
こんな余裕ぶっこいたこと言えるようになったのは最近よ!最近!!
やっぱり2歳と0歳の頃なんかは、強烈イヤイヤ期のお兄ちゃんのキングダムでした。やりたい放題。
でもその頃はまだ0歳児はママに抱っこかおんぶかしかされていなかったからまだ平和でした。
次男が頭角を現しはじめたのが1歳半を過ぎてから。
2人目なので言葉を覚えるのも早かったし、産まれた時から兄がいるから玩具も豊富。
慎重な兄に比べ、次男あるあるなのか朗らかで元気いっぱいひょうきん太郎。
3歳vs1歳は、
弟、おもちゃを奪い取る。
兄、怒る。
弟、よくわかってなくてポヤンとした顔して別のおもちゃのところへ行く。
くらいで済んでました。まだ平和。
そして4歳vs2歳
こうなってくると、本格的です。
4歳もまだまだ譲れない。玩具をとられたら悔しい!
2歳はとにかく我を通す!我こそが新の王なり!!的な。
本人たちにとっては一大事。
国の奪い合いしとんちゃうか。と何度思ったか。
でも、これも兄弟で成長するための重要な通過点ですよね。
年の差が近ければ近いほど喧嘩は避けて通れないし、何も避けなくてもいいと思っています。
これこそが、自分の意見だけが通るわけじゃないという他者との関わりの一番のお勉強。
だけど、ママからしたら
もうやめて・・・。ママ、お胸にはないのに眉間に谷間ができちゃうぞ♡
ある程度は見守り、
ここかなーと言うタイミングでいつも仲裁(全然できないけど)に入るようにしています。
あまり燃えすぎてしまうと、二人の鎮火に時間がかかり過ぎてしまうので。。
私は、家事も育児もとにかくポンコツで不器用。何もかも平均より下のお母さんなんだけど、ある1点においてはこれで良かったかもな、と自分を褒めれる(かな?)と思えることがあります。
それは冒頭に書いた
「お兄ちゃんでしょ」
「お兄ちゃんなんだから我慢して」
「お姉ちゃんがワガママ言わないの!」
「お姉ちゃんなんだから貸してあげて」
こういった言葉だけは使わずに今まで育児してこれたということです。
そうなんです。本当に言ってない。
いつもこういう言葉を使いたくなった時に必ずしていたことがあります。
それは、
まず 次男に声をかける ということです。
次男が0歳の頃からそうです。
何と声をかけてきたかと言うと
「次男くん、おにいちゃんは年上の人だからね。年上の人の言うことをきちんと聞こうね。」
「次男くん、次男くんは年下の人だからね、年上の人に先に使ってもらおうね。」
もちろん次男が先に使っていた物をお兄ちゃんが奪い取ったりしたら、「弟が先に使っていたよ。ちょっと待とうね。」と言います。
要は、どちらかが譲らなくてはならない場面が生じた際に、
「年上だから我慢して」
というメッセージではなく
「年下の人が年上の人に気を使ってください」
というメッセージを投げるようにしていました。
二人が小さかったころからそれは言い続けていたんですが、あまり響かず。
ただそれでも言い続けていました。
重要なのは、次男だけの時じゃなくて、長男に聞こえるように言うこと。
そして、長男が5歳になったくらいの時、いつものように
「次男くん、年上の人はね、敬わなくちゃいけないんだよ。」と声かけをしたところ
長男の顔が思いっきりパあああアーーーーーッと明るくなった時がありました。
5歳、トツジョ理解シタ(笑)
だから、その時すかさず長男に話をしたのを覚えています。
「ねえ、長男くん。次男くんは年下の人でしょ。長男くんは次男くんより年上で何でもよく出来るでしょ。だからね、次男くんが困っていたらたくさん助けてあげてほしいんだ。次男くんがおもちゃどうしても使いたがっていたらさ、たまにでいいから年上のお兄ちゃんが優しくどうぞ、ってしてあげたら、ママかっこいいと思うんだ。」
と言いました。
そしたら、また目が ぱあああああアアアアアーーーーーーッ☆☆☆
オレ トシウエ
シタノヒト マモル
ヤサシクスル
ぴこぴこぴーーん。
のように、私には見えました(笑)
長男が自分が次男よりも年上だということを理解した記念日でした。
何故これをしたかったかと言うと、
「年下の人は年上の人に気を使った方が、今後の人生自分にとってメリットがいっぱいあるよ」
「年長者、特に両親の言うことをきちんと聞きましょう」
「自分より弱い相手を守ってあげようね」
この三つのメッセージを子供たちに伝える際の整合性を図りたかったからなんです。
一度この話を私の母親にしてみたところ
「そんなに次男ばかり我慢させて、長男くん調子のっちゃうよ」
と言われたことがあります。
だけど、我慢させているのは次男だけじゃないと私は考えています。
長男にも次男にも共通して
「パパが一番偉い。パパの言うことをきちんと聞きなさい。何故ならパパはあなたたちよりも目上の人だからね。」と言っています。
長男からの要求やワガママも、パパやママが絶対にダメ!と言うことに関しては我慢を教えています。
何より、まだまだ自分が甘えたい盛りの頃に産まれたばかりの弟がママのおっぱいを独占してたくさんおっぱいもらって、オムツ変えてもらって、優しく笑いかけてもらって、ずっと抱っこされているのを見ています。
それまでは、ママは僕だけのママだと思っていたのに、もうここで十分彼は我慢をしていると思います。
だけど、もしこれが
年下からの要求は我慢して飲み込みなさい
年上の言うことも我慢して聞きなさい
のメッセージが与えられたら。。
私だったらすねるな。
何の整合性もないじゃない。
弟がいることに何のメリットも感じないし、我慢ばっかり。
なんならお兄ちゃんって損な役回り。
誰も僕の言うことなんてわかってくれない。弟ばっかりずるい。
守ってなんかやらない。(極端!?)
こうなりそう。
それだけならまだしも、
年上の自分が敬われていないのに、自分より年上の人をどうやって敬うんだ?
ってなってしまったら。
社会に出て 「社会は俺を理解していない」とか言い出しそう。。。イタイYO!
自分の方針として、これが合っているのかよく分からずにやっているけれど、仮説?理屈?としてはこういうことです。
とは言うものの。
この方針で合ってるのかな~。。。
間違ってるのかな~。。。
変な奴育ってもうたら、どないしよ。。。
その時は、ブログが続いていたらちゃんと言います。
「社会人として使えない奴 育ててしまいました!!」
と言います。
ただ、子育ての正解が出るのってずーーーっと先だもの。
だから悩むし、考えが止まらなくなる。
なので、また思っていること、考えていることをここにつらつらと書かせて頂きます。
お付き合いくださり
ありがとうございました!
ではまた。